M5Stack CoreS3 Lite版StackChan構築メモ:Web経由でファームウェアの書き込み

シリーズ記事: M5Stack CoreS3 Lite版StackChan構築メモ2本目 / 全2本

この記事は、M5Stack CoreS3 Lite版StackChan構築メモ シリーズの第2回です。

前回の記事では、CoreS3 Liteを使ったStackChanの組み立てについて整理しました。 今回は、組み立てたStackChanに対して、Webブラウザ経由でファームウェアを書き込む方法を扱います。

StackChanのソフトウェア

StackChanの基本的なプログラムは、GitHubのリポジトリで配布されています。 書き込み方法は以下の2つがあります。

  1. Webブラウザ経由の書き込み
    • 環境構築不要
    • サンプルプログラムのみ書き込み可能
  2. Moddable SDK経由の書き込み
    • 環境構築必須
    • 好きなプログラム書き込み可能

今回は1番目のWeb経由の方法を紹介します。

実行環境

  • Windows11 (25H2)
  • Google Chrome (149.0.7827.201)
  • StackChan (M5Stack CoreS3 Lite + SG90)

書き込み手順

1. StackChanをPCに接続

まず、StackChanをUSBケーブルでPCに接続します。 Windows の場合、デバイスマネージャーで COM ポートとして認識されているか確認します。

認識されていれば、以下のような表示になるはずです。

  • USB シリアル デバイス
  • USB JTAG/serial debug unit
  • COM3 / COM4 / COM5 など

ここで認識されない場合は、USBケーブルがデータ通信できるものであるか、USBドライバが入っているか確認してください。 USBドライバは公式サイトからダウンロード出来ます。

2. M5Stackを書き込みモードへ変更

M5Stack CoreS3 Liteでは、リセットボタンを6秒近く長押しし、中で緑色のLEDがつくのを確認します。

3. ファームウェアを書き込み

  1. Flash firmwareにアクセスする。
  1. デバイスを選択
    • 今回はM5Stack CoreS3 Liteに書き込むため、M5Stack CoreS3を選択
  2. Flash Stack-chan firmware [・_・]を選択し、1.で確認したCOMポートを選択
  1. INSTALL STACK-CHANINSTALLの順に選択し、ファームウェアを書き込み
  1. Installation complete!と出たら完了

初期設定手順

BLE経由で以下の項目が初期設定ができます。

  • Wi-Fi
  • Face
  • Servo
  • TTS
  • AI

1. StackChanで設定画面を表示

  1. StackChanを起動し、起動画面で画面をタッチ
  2. Stack-chan Setupという画面が出たらOK

画面を連打すると設定画面に移動しやすいです。

2. BLE経由で初期設定

  1. 設定サイトにアクセス
  1. Connect Stack-chan with BLE[・_・]をクリックし、STKを選択
  1. 設定画面が出るため、必要な項目を設定
  • ここでは以下の項目を変更
    • WiFiのSSIDとPasswordを設定 (5GHz帯のものを設定しないように注意(1敗))
    • ServoのTypeをPWM(SG-90)に変更
  1. Submitボタンを押し、右上に緑色でPreference set[・_・]が出たらOK

操作方法

M5Stackの電源を付けると、白色の画面が暫くついた後、StackChanの顔が表示されます。 ここで、白い画面から切り替わらなければ、初期設定周りが間違っている可能性があります。

画面を左にスワイプすると、右側にドロワーが出ます。 これらはデフォルトで搭載されているMODであり、それぞれの項目を選択することにより機能を利用できます。

終わりに

これでStackChanを使えるようになりました。ただ、これでは自由にソフトウェアを書き換えることが出来ないため、次回はModdable SDK経由で書き込む方法を紹介します。